競輪は何を基準に賭けるのかがイマイチ良く分からない方はこの書籍がオススメです。
一口に強い弱いでは的中する事が出来ないのが競輪、確かに強い選手は勝つ事も多いですが、いざという時にはたして勝てるのか?
答えは勝てません!
そこには選手同士の心理戦があり思惑があるからです。
今回、ご紹介するのはそんな心理戦が読めるようになる書籍です!
選手本人に聞くのが一番ですが、そういう訳にもいかないので感情が読めるようになる書籍をご紹介します。
感情が読めるようになると書きましたが、読めるようになるまでには訓練も必要です。
ヒントはたくさん書いてありますので、最初はどんな事を思って走ってるのかなくらいで良いと思います。
そのうち選手同士の思惑なんかも分かってきます。
競輪の書籍ランキング
このランキングでは伊集院 静さんの書いた夢は枯野をが一位ですが、私の個人的なものです!
夢は枯野を、は競輪の教科書というよりも人生の教科書みたいなところがあり、競輪という枠を超えてしまっているので順位は1位のままですが番外にさせて下さい!
ということでオススメは競輪王ゼロです!
書籍の感想
3つの書籍の感想を簡単にまとめました!
夢は枯野を
この書籍を読んで思った事は、最初の頃のページで阿佐田哲也さんが見(ケン)の大切さについて述べられていますが、競輪は特にレースを見て競輪特有のゲームの感覚を掴むことが大切とのことです。
やはり見ることの大切さは絶体です!
3日間のレースだったら初日、2日目を見て決勝だけ賭けても良いくらいだと思います。
まぁ他のレースにも手を出してしまうでしょうが、、、
感想に戻りますが、伊集院静さんが全国の競輪場を訪れて、人に触れ、感動に触れ、悔しさに触れ、寂しさに触れ、風に触れながら旅をして行く様(さま)は何とも言えない哀愁があります。
勝った負けたはギャンブルなので、当り前と言えば当り前ですが人生に置き換えたら、何だか素敵だなと思ってしまいます。
競輪=人生・・・私が言うのもおこがましいですが、競輪も人の一生もどことなく似ていると思います。
ご興味のある方は是非!
競輪王ゼロ
そして、事実上のオススメはこの漫画です!
競輪漫画は初めて読みましたが、これほど明確に描かれているとは思いませんでした。
画面越しや本場で雰囲気までは味わえてもレースでの選手たちのやり取りや駆け引きまでは分かりません。
しかしこの漫画はしっかりと記されております。
レース中に選手同士が話をしているシーンがありますが、既に駆け引きが既に始まっています。
友人の元競輪選手に聞いたところ、番手で走行中にこんな感じの会話があったそうです。
今日はY君は逃げるの?
勿論、逃げるしかないでしょ!!
Y君はもちろん逃げて友人はゴール前でその選手に見事に差され2着だったらしいです。
走行中に会話しているのは聞いた亊がありますが、敵に作戦も普通に聞くのかと驚きました。
漫画ということもあり、断然見やすいので初心者の方には分かり易いです。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
博打の駒として生きる
そして最後は!!
この書籍の著者は現在も現役で頑張ってます武田豊樹選手が執筆されたものです。(2022.08現在)
簡単にプロフィールをまとめました。
簡単なプロフィール
氏名 武田 豊樹
生年月日 1974/01/09
府県 茨城県
競輪学校順位 3位
競技歴 2014 オールスター優勝 2014 グランプリ優勝 ソルトレイクオリンピック 500 8位 etc、、、
武田選手は言わずと知れたレジェンドで競輪界では知らない人がいない有名人です。
今は年齢のこともあり、衰えてきていますが、まだまだS級1班で頑張っています。
さて本の内容はどうかというと、流石に競輪選手が執筆しているだけあってレースに対しての気持ちだったり競輪に対しての思いなんかは、やはり現役選手だと頷けるものがあります。
何ヶ所か気になったところをピックアップしました。
公営競技で最も難しい・・・武田選手はこう綴ってますが、一般的に言われるのは競馬の方が難しいと言われます。これも十人十色で、何を基準にするかでも変わってくるので、一概に決める事は出来ません。
選手はそれらの人たちの期待を一身に背負って競走に挑む・・・要するに客も汗水流して頂いたお金を賭けるので、ただでは済みません。
武田選手がお客の事を真剣に考えて走ってくれている事は文章を拝見しなくとも分かっておりますが、なかには本当にガッカリさせられる選手もいます。
まぁ賭ける方が悪いのですが、、、
まとめ
今回は3つの書籍をご紹介しました。
夢は枯野を、や博打の駒として生きる、は自伝に近いので競輪自体を知りたいのであれば、競輪王ゼロがオススメになります。
その人に合う合わないもありますが、誰が見ても分かり易いのはやはり漫画ではないでしょうか。
この漫画は競輪好きでなくてもハマること間違いなしです!
試し読みがございますので先ずはお試し下さいませ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。 タツキ